兵庫県の南西部に位置する佐用町(さようちょう)は、鉄道はJR姫新線と智頭急行の2路線、高速道路は中国自動車道と鳥取自動車道が通り、交通の利便性がいい。名水百選に選ばれている清流・千種川(ちくさがわ)はアユ釣りの人でにぎわい、約80万本のひまわり畑には多くの観光客が訪れる。町の南部にある「播磨科学公園都市」には研究機関として有名な放射光施設「Spring-8」が、北西部には「兵庫県立大学西はりま天文台」がある。町中心部にはマックスバリュやコメリ、ゴダイ薬局、ダイソーなどが揃い、日用品の買い物に便利だ。
2023年4月上旬の情報です。
すでに契約済みの場合があります。
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掲載:田舎暮らしの本 2023年4月号
佐用町南光(なんこう)地区では、7月中旬から8月上旬にかけて、約80万本のひまわりが開花。3カ所にひまわり畑があり、開花時期をずらして栽培され、順に見ごろを迎える。開花時期に合わせて「佐用町南光ひまわり祭り」も実施される。開花状況や実施イベントなどは、公式ホームページで確認を。
400年前に因幡街道の宿場町として栄えた町並みが多く残る「宿場町 平福(ひらふく)」。街道沿いに立つ家には、千本格子やウダツといった意匠がなされ、佐用川沿いには川座敷や土蔵群などが連なり、情緒豊かな風景を見せてくれる。
宿場町平福の町並みをはじめ、満天の星、山肌に連なる棚田、ホタルやメダカが生息する地域、霧の上に浮かぶ姿が有名な利神城(りかんじょう)、こども歌舞伎など、さまざまな文化や自然環境は町民の温かい郷土愛で守られている。
「兵庫県立大学西はりま天文台」は、街の灯りがほとんど届かない大撫山(おおなでさん)の山頂にあるため、美しい星空が堪能できる。公開望遠鏡としては世界最大級となる2m反射望遠鏡「なゆた」では、100億光年もの時空を超えて宇宙の果てを見ることが可能。さまざまな天体観望会が行われている。
玄関前に畑あり、家庭菜園が楽しめる物件
佐用町の西部、兵庫県と岡山県との県境付近に位置する物件で、家の裏には179号線が走る。国道179号線と並行するようにJR姫新線が走り、千種川水系の大日山川(おおびやまがわ)が流れる、のどかな里山地域。さまざまな商業施設や役所などが揃う町の中心部までは、車で12分ほどで行ける。
家は築61年で、右半分に田の字型に4つの和室が並び、玄関の奥にダイニングキッチン、左側は浴室やトイレが設置されている間取りで、右半分の和室は10年前にリフォームされた状態で管理されている。ダイニングキッチンは、床や壁はきれいにリフォームされているものの、流し台などは設置されていない。キッチンだけでなく、風呂やトイレの水回りは大幅な補修が必要、また和室の床の一部もたわみがあり修繕が必要だ。上水道加入の必要があり、下水道も未接続の環境でもあるため、それらの問題を改善しなくてはならない。
玄関の前に約66坪の菜園スペースがあり、野菜づくりなどを楽しむことができる物件。家の裏側には物入れが付いているので、農作業の道具も収納しておくことができる。数台分の駐車スペースもあるのもうれしいところ。
【物件データ】
兵庫県佐用町
100万円
土地:98坪・324㎡
延床:31坪・103㎡
菜園:66坪・218㎡
取得費補助:最大30万円
●4DK●宅地、畑●平坦地●都市計画区域外●築61年●汲み取り式トイレ●姫新線上月駅より車で約5分●岡山県との県境付近に立地、家の裏には国道が通る。玄関前に約66坪の畑があり、思いっきり家庭菜園を楽しめる。大きな物入れあり。玄関右側は10年前にリフォームしたままで管理されており、状態良好。台所には流し台などがない。トイレや浴室などの水回り、和室の床などに大幅な補修が必要。
●問い合わせ先:佐用町商工観光課 ☎0790-82-0670
10年前にリフォームがされた和室。ただ、部分的に床の一部がへこんでいたりしているので、床下は確認したほうがいい。
玄関は奥行きがあり、土間も式台もスペースがたっぷり。右は和室に、奥はキッチンにつながっている。
玄関から続くキッチンは、床と壁はリフォームがされている。キッチン台は未設置のため、購入して設置する必要がある。
風呂場は、タイルがはがれ、ステンレス浴槽に傷もあるので改修したい。
家の正面玄関前には約66坪の畑があり、家庭菜園には充分。
土地は98坪と広く、車は数台分が駐車できる。
家の裏側から見た様子。右側は物入スペースとなっている。
【兵庫県 佐用町の魅力】
都市部へ好アクセス! 若者や子育て世帯への支援が手厚い
大阪、神戸、姫路、鳥取、津山といった都市部へのアクセスがよい佐用町。町では、農地を1㎡から取得できる農地付き空き家の紹介もある。若者や子育て世帯に特化した助成制度などの支援が手厚い。
【佐用名物ホルモン焼うどん】
約70年前に佐用町で生まれたホルモン焼うどんは、鉄板でホルモンや野菜、うどんを焼いて、店ごとに異なるつけだれで食べる。町では、お店だけでなく、家庭でもよくつくられるソウルフードだ。
【南光自然観察村のサウナ】
「自然とふれあい遊ぶ」をテーマにした「南光自然観察村」には、テントサイトのほか、コテージやツリーハウスなどがある。なかでも人気なのがフィンランド式サウナ。円柱形の特徴的な建物で、薪は間伐材を利用して自分で燃やす。火照ったら、サウナの横を流れる川にドボンと入ってととのうことができる。
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