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田舎暮らしの本 5月号

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田舎暮らしの本 5月号

3月1日(金)
890円(税込)

© TAKARAJIMASHA,Inc. All Rights Reserved.

第二の人生は「195万円の家」で 幸せに暮らす【群馬県嬬恋村】

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代々オーナーから大切にされ、水回りや設備も健在の好物件

 湿気の点では「まず建物の周囲の草を刈り、木を伐って、風通しをよくするといい」と、まわりの方から言われました。前のオーナーのお話では、物件は2年ほど使われていなかったそうで、購入したとき敷地内は草木にかなり覆われていたんです。そこで最初に作業して風通しをよくしました。効果はてきめん。もともとカビなどは生えていない建物だとはいえ、カラッとしたすがすがしい家になりました。

 昭和60年築の建物は、登記簿を見るとオーナーさんが何代も代わっています。とはいえ大事に扱われていたのを感じる家で、外観の傷みも少なく、内装も年代を感じさせないほどきれいです。手入れが行き届いていました。

 給湯器や排水管なども問題なく使えて、購入してそのままお風呂に入れました。設備関係の補修は数十万円単位の出費になる場合もありますから、その点は助かりましたね。この家を購入した決め手は、195万円という価格のわりに程度がよかった点です。別荘地の中古物件の価格は、オーナーさんの値付けなので幅がありますが、購入できた私たちはラッキーだったと思っています。

引き渡し直後は、木々が生い茂り建物がよく見えなかった。

コケモモの典型的な自生場所は乾燥しているところ。別荘の周りや庭にもたくさん生えている。

引き渡し直後のうっそうとした庭の草木を刈り取り中。

 

ほどほどの家にしてよかった。暖房費は高い月だと4万円

 同価格で土地建物とも大きい競売物件ではなく、購入した2LDK平屋の物件でよかった。そう感じる理由は、この家がほぼ補修不要だったことのほか、大きく3つあります。

 1つめは暖房です。冬の朝の最低気温はマイナス5℃があたりまえ、ときにはマイナス15℃まで下がります。建物は断熱材こそ入っていますが昔のもので、窓は一重サッシです。暖房器具は備え付けのFF式ファンヒーター。外置きの灯油タンクからヒーター、給湯、お風呂の機器に給油されます。

 日常過ごすリビングダイニングのファンヒーターは、朝4時から夜9時頃まで、自動設定で動かしています。6畳の寝室は寝る前に。それでも、配管の凍結を防ぐ電熱ヒーターや、電気カーペットの電気代も合わせて、11月から4月まで暖房費として毎月2万5000円〜4万円かかります。

 家が大きくなれば、暖房費はさらにかさむでしょう。夫婦2人なら部屋はリビングと6畳の寝室があれば充分。子供たち家族が来れば8畳の部屋に泊まれる家は、私たちにほどよいサイズだと思います。

リビングのFF式ファンヒーター。外付けの石油タンクから自動で給油できるので便利。

建物北側にある水回り部分。水道・排水の配管にも故障がなかった。

石油(灯油)給湯式の温水器。比較的新しいものだった。

ウッドデッキには灯油タンクが置いてある。

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