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田舎暮らしの本 5月号

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田舎暮らしの本 5月号

3月3日(月)
890円(税込)

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僕の百姓メシ/自給自足を夢見て脱サラ農家37年(47)【千葉県八街市】

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 10月30日。「土井善晴さんの語りを堪能した昨夜のラジオ深夜便」。週末には25度を超える夏日がまた復活するとテレビが言っている。猛暑でさまざまな野菜の発芽・生育のチャンスを逃したからそれはとりあえず僕には朗報だが、やはり、朝は冷え込むし、日照時間もかなり短い。よって我が畑も「衣替え」の時である。今日は4か所にあるゴーヤの撤去作業に汗をかく。切り倒した孟宗竹を支柱に使っている。四方八方に枝が出ているからツルを巻かせるには好都合だが、いざ撤去するとなれば難儀なのだ。今年はずいぶんゴーヤのお世話になった。ほぼ毎日食べた。下の写真、ゴーヤと一緒に写っているのはシークワーサーである。

 

 昨夜、NHKのラジオ深夜便で料理研究家・土井善晴さんの語りを楽しく聴いた。番組に登場すると知っていたわけではない。11時少し前、床に入る時刻、いつもニュースと天気予報を聴くために僕はラジオをつける。そして間もなく始まるラジオ深夜便の冒頭が土井さんの語りだったのだ。土井さんは講演のために最近フランスを訪問したという。それで昨夜の話はフランスでの話題に時間の多くが割かれた。フランス人も一汁一菜だという。星のマークが付いたレストランに行くのはフランス人の5%くらいらしい。チーズをのせたパンと珈琲と肉と一緒の野菜ディッシュ。彼らは事前に味付けをすることはせず、食卓にある調味料をそれぞれの好みで掛けて食べる。面白かったのは、彼らの使うナイフとフォーク。あれは、各人がそれぞれ「料理している」姿なのだと。日本の料理はすでに調理されたものが食卓に並ぶが、フランスでは食卓に運ばれたものを自分で料理して食べる。その道具がナイフとフォークなのだと土井さんは言う。そして・・・フランス人は食事文化を大切にする。食べることはお金よりも大事・・・その証拠に、日本では財務省の下に文化庁があるけれど、フランスは逆、文化庁の下に財務省がある・・・。 

 もうひとつ、読者からの質問に土井さんが答えるコーナーでのこと。そのコーナーに質問を寄せるのは多くが高齢者だが、珍しく20代という若い女性からの土井さんへの質問が読み上げられた。

料理は愛だと土井さんはおっしゃいますが、残念ながら、ちょっと悲しいのですが、私にはそういう相手がおりません。どうすればよろしいでしょうか・・・。

 土井さんは即座に答えた。悲しがることはありません。料理すること自体が愛です。あなたは自分で料理して食べる、自分で自分に愛を捧げる、それでいいのです・・・。

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この記事を書いた人

中村顕治

中村顕治

【なかむら・けんじ】1947年山口県祝島(いわいじま、上関町・かみのせきちょう)生まれ。医学雑誌編集者として出版社に勤務しながら、31歳で茨城県取手市(とりでし)に築50年の農家跡を購入して最初の田舎暮らしを始める。その7年後(1984年)の38歳のとき、現在地(千葉県八街市・やちまたし)に50a(50アール、5000㎡)の土地と新築同様の家屋を入手して移住。往復4時間という長距離通勤を1年半続けたのちに会社を退職して農家になる。現在は有機無農薬で栽培した野菜の宅配が主で、放し飼いしている鶏の卵も扱う。太陽光発電で電力の自給にも取り組む。

Website:https://ameblo.jp/inakagurasi31nen/

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