買い物は麓の町まで40分。外出はまとめて時間&燃料節約
朝は5時に起きます。トイプードルのチャチャが鳴いて起こすので、外に出してあげて。それからコーヒーを飲んで、妻は7~8時の間に仕事に行く。私はというと、DIYのほか、掃除や洗濯、ほとんど主夫みたいなことをしています。嫌いじゃないんです。それからYouTubeの動画編集ですね。暖房費もかさむので、夜は早めに寝ています。
普段の買い物などは時間とガソリン代の節約のために、すべてまとめて月に1~2度出かけます。麓の佐久市街まで40分ほどのドライブです。気が向けば買い物の後で温泉に入って帰ってきます。いちばん近いホームセンターまで30分かかりますから、作業の途中で何かが足りないとき、いちいち買いに出かけるのはもったいない。アマゾンプライムで注文すれば翌日には届くので、作業は届いてからにします。
妻も私も、着るものにこだわりもなく、あまり買い物はしないので、生活にお金はかかってないほうだと思います。食料品は、野菜なら例えばキャベツ10玉300円といった、物流に乗らないものが探せます。まとめ買いのキャベツは冬、外に出すと凍りますが、屋内に入れて1日かけて溶かすと、普通のキャベツとして使えるんですよ。
水戸では一家に車1台で暮らしていましたが、ここでは知り合いの紹介で軽トラックを安く譲っていただいて、夫婦で2台です。冬はスタッドレスタイヤだけでは心許なく、乗用車も中古の4輪駆動に替わりました。
地元のお店では新鮮な野菜が手に入る。産地ならではの味と安さ。
熊笹の葉っぱで包んで笹団子をつくった。
四季折々の自然の恵みが楽しめる。おとぎ話に出てくるようなかわいいキノコはショウゲンジ。
コストをかけない家は縛りが少なく、将来の出口戦略を立てやすい
早期退職して移住したのは、妻から「早く決心しろ」と言われていたこともありますし、情報発信をしていきたかったからです。移住は目的ではなく手段。高原の別荘を終の棲家と思っているわけではありません。今も、暖房費のかさむ冬は麓の佐久(さく)や小諸(こもろ)で暮らす選択もあるかなと考えたりしています。
コストをかけない家のメリットは、経済的にも精神的にもゆとりがあって、縛りが少ないところです。健康状態や価値観など事情が変わったときにも、柔軟に対応できます。これまでとは逆に、移住から二拠点居住、週末利用へと移行することだって可能です。手放す際も、気軽に転売、賃貸、解体などの出口戦略を立てやすいと思います。
YouTubeは、おかげさまで登録者数も増えて、多くの方に見ていただいています。これからは情報発信を通じて人と人とをつなげて、嬬恋村を盛り上げていけたらと考えているところです。地元の役場やレジャー産業の方ともコミュニケーションをとって、取材に出かけたり。嬬恋村に来て、物件を探すとかDIYを体験するとか、そういうことにつながるサロンができるといいですね。
絶景ポイントがあり、アウトドアのアクティビティーができて、滞在する施設も多い場所なので、繰り返しここに来るファンが増えてくれれば。私たちは友人知人に気兼ねなく訪ねてもらえるように、近くのリゾートホテルの会員になりました。そこに泊まって、夜は我が家の庭でバーベキューをして、翌日は見所を車で巡るとか。そんな楽しみ方ができるのが、別荘地暮らしの魅力だと思います。
天気のよい日に布団を干し、遊びにくる子供や孫たちを待ち受ける。
「軽井沢倶楽部 ホテル軽井沢1130(イレブンサーティー)」の有料会員になっており、宿泊のほか、日帰り温泉やプールなどもお得に利用できる。
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